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システム屋かハード屋か~社内コンサルタントを目指す

昨年の異動前までは製品開発部門にいたこともあり、主にはハードウェア関連の知識、例えば電気や物理関連の知識を習得し、通信機器設定に活かすことが殆どでしたが一方で、現在は社内システム企画などシステム関連の仕事を必要とされています。
実際、各部門との業務を行っていて感じるのは、システムとハードウェア両方の知識を持った人が少ないと感じることが多いです。そのためこの両者の間に入って説明や要求を整理することが多いのですが。
先日、「なぜ日本の製造業は儲からないのか」という書籍がAmazonで目に留まったので読んでみました。その中の一節「業務を知らない情報システム部門、システムを知らない業務部門」というのがITガバナンスをはじめ社内のシステム最適化を阻んでいると論じられており、私自身も強く同意すると同時にどうすれば変えらえるだろうか?というのは短期的には難しい問題だと実感しています。
例えば問題として
・業務部門や製造部門はシステムの知識はなく、なんとなくで情報部門へシステム開発を依頼する
・システム部門はその要求のみ捉えて、現場全体がどのように最適化できるかと見識がなく部分最適なシステムが乱立する
といった問題は現在まさに起こっており、短期的に(特に大企業の場合はさらに複雑化しており)変えていくのは難しいだろうと感じます。
ITガバナンスについてももう少し勉強してみようと思います。

ITストラテジスト試験 合格しました

無事に合格していました。
選択問題などは自己採点で問題ないことが分かっていましたが、
やはり最後の論文問題の出来がどう評価されるか未知数でしたので半信半疑でした。
昨日、IPAから書留の郵便不在票が入っているのを見て(合格していると合格証も送付されてくるため書留郵便になるらしい)、おっやったか?と思っていましたが実際に合格証を受け取ると達成感があって嬉しいですね。
合格者の平均年齢が約40歳の試験のため、20代で合格できたのは現在のプロジェクトで一定の成果もあって論文で書けたことや、受験をアドバイス頂いたコンサルの先生の存在など恵まれた面も多いです。先生へは年明けに良い報告ができそうです。

とはいっても資格はあくまで資格ですし、この勉強で得たものを実際の業務(各部門ヒアリングや上流要件定義など)へ活かしていきたいですね。また、ITストラテジスト協会なる合格者のネットワークがあるようですので、情報交換やネットワーク作りにも活用していけそうです。
良い年末を迎えられそうでよかったです。

ITストラテジスト試験 受験してきました

ITストラテジスト試験受験して来ました。
とにかくひらすらの論文の記述で手が痛いという印象しか残っていないです(笑)が、全体的にはよくできたと思います。
午前の問題については過去問での対策が良かったのか、ほぼ全問正解に近い出来かと思います。午後の論述についてもそれほど難解なケースはなく、問題ないかなと感じました。
一方、最大の山場である論文は、事前に構成を準備しておき、設問に併せてアレンジを加えながら、背景、取組、結果、見直しとシステム開発におけるPDCAが明確に分かるように記述しています。
一時は論文を丸暗記しようかとも思いましたが、負荷が大きいことや設問によっては柔軟に対応できない懸念もあり、あくまで全体的な構成に加え、①必ず述べる要素、②できれば述べる要素(エピソードなど)、とそれぞれを考えておくようにしました。また、実際に構成をざっと音読し録音して通勤時に数回聞くことで、全体の流れを把握しつつ、違和感を修正するよう常にフィードバックして練り上げました。
特に、夜散歩しながら、書くことを暗唱しておくと表現やおかしな点など自身でも気づくことができました。
プロジェクト自体は恐らく他の受験者に比べれば小規模なものかもしれませんが、プロジェクトの内容というよりはPDCAを上手くリードできたかが重要だと思うので割り切って正直に書くようにしています。

ITストラテジスト試験へ向けた学習①

テキストと問題集を元に学習を進めています。
午前I/IIについては問題集を解いて間違っていればメモしておき後日再度解くというものの繰り返しです。午前IIについては、中小企業診断士(企業経営理論など)でも学習した項目が多く、思っていたよりも楽に進んでいます。

論文パートの対策に関しては、Amazonなどで探したものの特に有効なテキストがないため、以下のような感じで進めています。
・経営理論やシステム設計における考え方(中小企業診断士試験のテキストなどを元に再学習) 最低限、ITストラテジストとしての思考を身に付ける
・過去の合格論文集を購入し分析
例えば、文章の構成、どこまで具体的に書くか、PDCAをどう記載しているか、結果検証はどう行うか、など合格している論文の特徴を把握します。その上で、合格すべき文書のチェックリストを作る
・その上で、自身のプロジェクトを論文にした場合の構成を当てはめてみる
・(今後)清書し、何度かすらすらと書けるように音読する

学習自体にそれほど負荷が掛かっていないため、どちらかと中小企業診断士試験の方に注力して学習しています。

ITストラテジスト(情報処理技術者試験)を目指す

社内におけるコンサルタントとしても、また現在の社内システム企画を進めるうえでも、システム要件定義や設計は今後学ばないとと考えています。
ちょうど社外コンサルタントの先生とお昼をご一緒する機会があり、そのことをふと相談してみたら、中小企業診断士もいいけどシステムだったら「システムアナリスト」という資格を勉強してみてはと薦められました。その先生自体も資格をお持ちですが、ビジネスなど多面的な視点から、システムの上流設計を行う上で必要な知識は学べるよ~、とのことなので早速調べてみました。

・システムアナリスト試験自体は、現在はITストラテジスト試験という資格になっている
・情報処理技術者試験の中でも最難関(合格率は10%程度)
・20代の受験は少なく、40代以降の受験が多い

大学時代既にソフトウェア開発技術者に合格していましたが、この試験はもう一つ上のレベルになる試験のようです。なお、試験日は10月17日。ほぼ2か月しかないことと、10月24日が中小企業診断士2次もあり、2週連続となりますが自身のキャリアに沿った勉強になりますので無理をしてでも習得してみようと思います。

勉強方法
・午前は選択式の問題。ソフトウェア開発技術者を受験した際と同じ程度の問題と思いますが、数年前でほとんど覚えていないため、問題集を買って再度勉強を始めます。
・午後は論文があり、自身の関わったプロジェクトに沿ってITストラテジストらしく?、企画やアプローチを説明する必要があります。20代で実績がほとんどないため、苦労するパートですが、現在の企画10月までに初期フェイズの結果が出る予定ですのでその予測される結果をパターン別に対策を書く方針で構成を考えようと思います。