月別アーカイブ: 2009年12月

英語学習振り返り~TOEIC800達成まで

昨年4月から受験したTOEFLですが、先日報告した通り、
1年半の計4回受験で無事560→590→755→825までスコアをUPすることが出来ました。
上司や先輩社員からも驚かれると同時に、英語での電話会議をはじめとした海外関連業務も
昨年入社時に比べるとかなりスムーズに進むようになり(これは単に仕事を覚えた、という面も大きいですが・・・)、大きな効果を実感しています。

今後は、現在のプロジェクトでの仕事が忙しくなっていることもあり英語学習はしばらく英語力を現状維持する程度に留めようと思いますが、ここまでの学習を簡単に振り返っておこうと思います。後輩やこれから学ぼうという方の参考になると嬉しいです。

リスニング:最初は苦手でしたが、ひたすら聞くことが重要だと思います。通勤時間はふと聞き流しになることもありますが、聞き流しせず意識を向けて聞くことが重要かなと思います。忙しい社会人の場合、どうしても学習時間の確保が難しくなるため例えば、
①朝起床後 新しいスクリプトを聞く (3回聴いて、スクリプトで答え合わせ、1回音読)
②通勤時間 ①で聴いたスクリプトと2日前までにやったものを含めて集中して聴く
③昼休みなど ②で聴いたが再度分からなかった箇所をテキストを見ながら再度聞いて確認
④帰宅通勤時間 朝と同様に完璧に聞けるまで集中して聴く
⑤帰宅後 ④まででどうしても聞き取りが難しい、翌日以降も聞きたい場所があればMP3 Direct Cutで切り取って後日聴けるよう別フォルダへ保管しておく (疲れている場合は土日でいい)

というサイクルで英語教材などから1日最低1スクリプトは聴くようにします。これを習慣化して1~2か月続けるだけでも効果は大きいと感じました。教材は以下で説明する「英語リスニングのお医者さん」や「速読速聴・英単語」シリーズなどがお奨めです。
また、以前説明した、MP3 Direct Cutでの切り取りも効果を上げるうえで非常に良かったです。社会人の場合どうしても限られた時間の中で学習を続ける必要があるため、効率を上げるためには無駄な時間を省くという工夫が必要と感じます。

リーディング:なんといってもまずは語彙彙力の強化が重要と感じました。テキストもですが英文雑誌などを購入し、時間がある際には読んでみるといいと思います。また、独自に単語帳を作って覚えましょう。私の場合は、自作のオンライン単語帳を開発したことで効果が大きく上がりました。現在5800単語が単語帳に収録されており、覚えていない単語や忘れそうな単語を毎日100程度自動ピックアップし出題するようにしているため、1日30分程度で効率よく単語の習得ができます。

お奨め書籍
「英語リスニングのお医者さん」:とにかくこの本が無ければリスニングの上昇はなかったかもしれません。英文の難易度自体が非常に高いため、最初はひたすら高難度の英文を聞く形となりストレスでしたが、いつの間にか、それ以外の教材の英語が簡単に聞こえてきます。同僚や後輩にもおすすめしていますが1~2か月ほどひたすら通勤時間に聞く、そして聞き取れなくてもめげずに聞こうとする、という姿勢で進めることが重要だと思います。
「速読速聴・英単語 Core1900」:「英語リスニングのお医者さん」で発音に慣れた後、多帳学習に使用すると非常に効率がいいです。分野の幅が広いことや、カバーの謳い文句にもある通り必要な表現が効率よく埋め込まれているため無駄なく学習することができました。
「English Grammar in Use」:文法についてはこれ一冊で問題ありませんでした。現に私はTOEIC500台でしたが、英語力が一定程度(TOEIC400~600程度)あり、文法を広く、そして一定の深さで習得したいという学習者には非の打ちどころのない教材だと思います。より深く習得したい場合はAdvanced Grammar In Useという上位の書籍もありますが、TOEICやビジネス上で必要となる英語力という面からはEnglish Grammar~の方で十分な気がします。
「Duo3.0」:英単語学習にもはや定番ですが、学習の序盤で語彙力を高めるために効率が高い本です。配属後の通勤時間でひたすら聴いていたのが懐かしいですが、560本の英文を聴いて理解でき、音読できるようにしておくとその後の学習の土台になります。TOEIC800やビジネスの現場で使おうとすると、単語自体はこの1冊ではやや足らないので、この1冊を早々に終わらせて難度の高い3000語レベルの単語帳をもう1冊買うといいかもしれません。また、この本には別売で復習版があり、スクリプトのみ一気に聴くことができます。こちらも効率を上げるためには非常に有用だと思います。

プロジェクトリーダーとして学んだこと

少し更新頻度が落ちています。
欧州市場へ向けた新商品開発のプロジェクトリーダーを任されて2カ月が経ちますが、毎日が残業で自身の勉強などにそれほど時間が取れなくなりました。といってもプロジェクト自体新しい発見の連続で刺激的な毎日です。これまで、プロジェクトマネージメントという響きにデスクワークや線表の管理といった印象がありましたが、あくまでそれは一部であって、実際にやってみると国内関連会社、製造現場へ足を運んだり、市場調査、外注企業との製造仕様書摺合せ、法務部との契約レビュー、欧州との電話会議など多様な業務が目白押しです。中小企業診断士試験で学んだことが役立つ場面も多く(特に運営管理、法務など)、座学で学んだことを実践するいいきかいだなと感じています。

プロジェクトリーダーとして失敗談や学んだこと:
・スケジュールは自分管理:当たり前ですが、上司や関係者との調整を経てスケジュールの調整を行う必要があります。例えば、試作現場の人が休んでしまい、プロジェクトを1日先延ばしする必要がある場合は社内外の関係者全体へ周知しないといけません。
・こういった変化点と変化が誰に、どのような影響を与えるかについても常に考える必要があります。
・英語力や座学も必要だが・・・最も大切なのはコミュニケーションだなと感じます。伝えたつもりにならず各部門のメンバーをいかに効果的に巻き込むかというのは醍醐味と思います。特に20代の若手だと9割以上のメンバーは私より年上になります。自身の未熟を認めながらも学ばせて頂きながら進めるという姿勢は非常に大切だなと感じています。