[授業紹介] Operations Management~MBAプログラム入学後

夏学期が始まり1カ月が経ちますが、今学期は春学期以上にハードな3か月になりそうです。その最大の原因はOperations Managementのコースになります。
このコースの特徴は、ディスカッション主体の授業のため、テストでの評価はなくケースを読みこんだ上でディスカッションフォーラムの中身により評価されることにあります。

この中身が濃く、1週間で2~3ケースを読み1日にそれぞれ各ケース1回は投稿する必要があります。特に教室でのディスカッションと異なり、ディスカッションフォーラムでは他の学生の発言がすべて記録に残るため、議論の流れを追ったり後から議論の経緯を見直すことが出来る反面、発言時にはそれら過去の発言を読み込み、また引用して自身の考えを述べる必要があるため発言前に1~2時間読み込みと分析を1日数回行う必要があります。特にクラスメートも30名近いため、1日に100を超える投稿(どれも長文)を読み込む必要があるので英文速読ができないとかなり大変です。
ただ、画期的な意見を出せれば他の学生が引用してくることや、教授が講義でも取り上げてくれるので(もちろん成績評価にも影響します)やりがいはあります。
また、他の学生の意見では日本では触れることがないような外部ニュースサイトの引用も多く、深堀りができます。そのため、力を入れて取り組むことで広範な知識と考え方を身に付けることが出来ると感じます。(先週はこのディスカッションにハマりこんでしまい、夜20時から朝4時まで議論を続けてしまいました・・・)

ケースや学ぶ内容としては運営管理の基本(サイクルタイムやバラつきの考え方、バラつきの許容方法)を中心に多様な切り口から全般を学ぶことができます。製造業で経験を積んでいると自社研修などで日本的な考え方は比較的身についていると感じますが、シックスシグマや米国流の改善の考え方など多様な考え方に多様な学生の経験を交えて気づくことができると感じています。
個人的にはMBAプログラムに興味のない方でも、製造業で働く全ての方にお勧めしたい授業の一つです。

英語学習の講習~MBAプログラム入学後

今日は、予備校での後輩の要望もあり、
東京で来年以降にMBAを目指す人に英語学習(GMAT、TOEFL)講座を行いました。
基本的には外資の方も来ておられましたが、内容は留学経験のないこれから英語を学ぶ方向けの講座で進めさせていただきました。
TOEICなどは勉強すればそれなりに成果が見えるのに対して、MBA受験で必要となるTOEFLやGMATは、結果が出にくい時期もあります。特に以前の奮闘記を見ていただければと思いますが、TOEFL、GMATいずれも運やバラつきは生じます。ただ、基本的にはコツコツ継続学習し平均的な英語力を高めていくことが必要だと思います。

ちょうど3年前、MBA留学を志した私が最初に予備校の説明会へ行ったとき、「MBA留学を志した人の大半はGMAT受験まですらたどり着かない」という事実を聞かされたことは今でも印象に残っています。
また、受験中は海外の受験者コミュニティなども調べる機会がありましたが、ネイティブスピーカーすらGMATは苦しんでいます。諦めずに続けることで成果は出ると思うので前向きに進めて頂きたいと思います。

春学期が終わりました~MBAプログラム入学後

無事に春学期の期末テストが終わりました。
2週間の渡米・現地授業から始まり、初の米国大学院での授業ということで英語でのコミュニケーションなど苦労することも多かったですが、何とか無事に2科目を終えることが出来ました。成績も両科目でAとなり、A+は厳しかったもののスタートとしては問題ないレベルです。(とはいっても現在の授業料一部免除はGPA 3.0をキープすることが継続条件のため気を抜けないですね)

一学期を終えた印象としては
・MBAコースに入る前に経済学と簿記を勉強する機会があったことが非常に助けになっていると感じます。どうしても日本人の場合、英語での議論で追従できない面はありますが、予習や事前知識で貢献するという点が必要になります。事前に知識を持っておくことで、米国の学生とのチーム活動でも教える立場での貢献ができました。
・現地授業でも感じましたが、アメリカ人のオンオフの切り替えの早さには驚かされました。授業中は徹底的に議論するが、一休憩入ると趣味やスポーツの議論が始まる。そして授業でも自身に必要のない授業時間は遊びに使うなど、面白い刺激でした。
・ディスカッションも議論の発散を気にしない。日本人だと議論が脱線するのでは・・・という躊躇や話を整理して進めないと・・・という調整意識がどうしても働いてしまいますが、議論はどんどん先へ進んでいきます。もちろんこのスタイルがいいという訳ではなく、現に発散してしまい残っていない発言も多いと思います。ただ逆に日本人としては英語力の差もあり置いて行かれることも多かったですが、逆に議論の整理をする役を引き受けることで部分では貢献しやすいとは感じました。例えば、そこまでの議論の内容を図示して、立ち位置を確認したり、チームタスクでは板書や議事録を引き受けることで議論が上手くまとまると感じました。
こういった多様なスタイルがあってそれを融合し、よりよいものにできるのは国際プログラムの良いところだな、と感じます。

[授業紹介]Economics for Managers~MBAプログラム入学後

先週紹介したAccountingと同じく春学期のもう一つのコースです。
内容としては経済学の基本と総論をまとめた感じのクラスとなっています。
需要供給曲線とそれぞれに対するシフト要因(Shifter)、またその効果について基本から学ぶことができます。

こちらはチームによるレポートが課されるため、Skypeでの電話会議を週1回行って議論やレポートを作成しています。こちらも中小企業診断士試験の経験があるため、英語での表現さえ掴めればそれほど問題ありませんでした。ただ、経済学部出身のチームメイトが多いため、英語力の差も手伝って議論に置いて行かれないようにしていくのが大変です。

成績評価:
Discussion Forumが10%
チームでのレポート提出が30%
中間、期末テストで60%という配分になっています。

学習時間、仕事との両立~MBAプログラム入学後

MBAプログラムへの入学後、春学期も中盤となりました。
春学期はEconomicsとAccountingの2科目(各3単位)を中心にライブ授業への参加やクラスメートとのディスカッションを進めています。
昨年の入学前説明会で、週20~30時間は学習時間確保が必要、と言われていたプログラムですので覚悟はしていましたが実際始まってみるとやはり大変です。

平日の予定
5:00 起床、同時に勉強 教科書やディスカッション用ケース論文を読む
*曜日によってはライブで授業を受講

7:30 通勤 (朝食はコンビニで買う)
8:30~12:00 仕事
12:00~13:00 昼休み 30分で済ませ、朝の続きを学習
13:00~19:00 仕事
20:00 帰宅&夕ご飯と入浴
21:00~朝の続き、またレポート課題やディスカッションの内容集約
録画された授業の復習 など
23:00 就寝

土日の予定
・平日の残内容を両日合わせて5~10時間勉強
・小テストなどの受験

3月の渡米時のプロジェクトに関するレポートや、キャリアプランに関する授業外の宿題もまだ残っているため、生活リズムがMBAプログラム主体になりつつあるなぁと感じます。
それでも得られる内容は濃く、楽しみながら学べているので続けるのは問題なさそうだと感じます。

[授業紹介] Managing Accounting Information for Decision Making~MBAプログラム入学後

米国での入学式から1カ月が経ち春学期も中盤に差し掛かる中、仕事とMBAプログラムの両立をこなしています。
このコースでは前半にFinancial Accounting (財務会計)、後半にManagerial Accounting (管理会計)を学びます。
・授業は毎週ライブで実施され、各学生とはリアルタイムチャットで議論します。コミュニケーションも電子メールを中心です。
・内容は以前簿記や中小企業診断士試験受験していたこともあり非常に入り込みやすいです。言葉の違いはあれ原価計算や資産の分類、減価償却や手形など考え方はもちろん共通ですので基本的な考え方が出来ていれば問題なさそうです。
・ただ、成績評価は厳しく4回の小テスト(Quiz)と中間2回、期末試験(Exams)により評価実施されるため、1日2時間は勉強しています。

[授業紹介] Career Development~MBAプログラム入学後

Kelleyにはキャリアサービスオフィスがあり、好きな時間にアポを取ってキャリアに関するアドバイス、また面接やレジュメ指導を受けることができます。MBAに来る学生の中にはキャリアアップを前提に来ている方もやはり多いため、Connect Week中は多くの方が使用されていました。といっても米国企業でのキャリア前提しているため、日本でのキャリアについて直接的なアドバイスをいただけるかは?ですが、外資系企業への応募の際は活用していけると強い味方になりそうだと感じました。

そのキャリアサービスオフィスによる講義も先週の滞在中に行われました。1日目の午前中に持ってくるあたりに、キャリア教育への熱意が感じられます。内容としては
・自己分析から始める (専用のWebサービスを使う)
・同業種、異業種への転職で必要となる考え方、各業界において必要となるスキル
などが中心です。米国でのキャリアの考え方について、日本との共通点や異質な点を発見することができ面白かったのですが、その中でも特に「Linkedinのアカウントをいかに充実させるか」という点で時間が割かれている点も興味深かったです。
恥かしながら、MBAプログラムに入学して初めて知ったことの一つとして、米国ではLinkedinがビジネスパーソンの当たり前のツールとして定着しているようです。私もビジネススクール側の入学前インストラクションで早速作ることになりましたが、入学後もクラスメイトからしきりにつながりリクエストが来るようになり、名刺代わりになりつつあります。(驚いたことにビジネススクールでは名刺交換は一切ありませんでした)

授業で得た内容を元に、内容を充実させていこうと思います。

プロジェクト完了~MBA入学を目指す

Blogの更新が遅くなりました。
入学後、早速授業とチームプロジェクトが始まり、本日最終プレゼンが終わりました。
約一週間という限られた時間で実質数か月分の内容をこなす必要があると聞いていましたが、まさにその通りで朝から授業、放課後にチームで集まって夜中近くまでプロジェクトについて議論、というハードな1週間となりました。
プロジェクト内容として、大学の近くにある店舗の新ビジネス計画を提案するというもので、実際の現場見学や社長インタビューなど実際のコンサルティングサービスを超短期で行うような印象でした。5名のチームメンバーとは寝る時間を除いて、食事なども含めてほぼ一緒にいる状況でしたので面白い経験でした。英語力の不足から議論についていけない場面も多くありましたが、日本出身として品質管理やオペレーション改善などの提案をさせていただくことができ、好意的に頷いていただけたのが良かったです。
残念ながらコンペティション形式のため、他チームに敗れてしまいましたが貴重な経験でした。

入学式とオープニングディナー~Online MBA入学

Kelley Online MBAの入学式(Induction Ceremony)、そしてオープニングディナーが終わりました。
入学式は1時間弱でしたが、Deanの挨拶から始まり全員で宣誓を行う形式で日本の大学とは違う雰囲気が新鮮でした。そして、これまでの英語学習や2年に渡る受験を振り返り、遂に米国の大学院まで来たなぁと熱いものがこみ上げてくるのを感じました。この雰囲気は一生忘れたくないでしょうね。

その後は、同級生やFacultyを交えてのオープニングディナー。ここで初めて同じテーブルの同級生と話す機会になりますが、多様なキャリアの方がいるなぁと感じました。20代後半が多いFull-time MBAに比べ、会社を開けられない比較的年齢層が高い方が多いと聞いていましたが、まさにそうで30~50代まで本当に幅広い・・・。ただ、途中から私は時差ボケとワインでかなりウトウトしてしまい、同級生にかなり心配されてしまいました(笑)。

インディアナ到着~MBA入学を目指す

シカゴ~インディアナポリスへ定刻通り到着。
その後は初めて顔を合わせる同級生たちとバスでBloomingtonまで移動し、インディアナ大学のMemorial Unionへチェックインしました。

Bloomingtonは、田舎町という感じで大学ものどかな雰囲気が非常に心惹かれます。